こんにちは太田空です。
今日は、京都・伏見稲荷の不思議な体験のついてお送りします。
伏見稲荷の不思議
伏見稲荷の伝説の一つに「女性の参拝者は、お狐様に見送られてはいけない」というのがあります。
見送られると、お狐様に取り憑かれて災いが降りかかるという話。
だから、気になる女性は、お狐様に「お見送りは結構です」と申し伝えた方がいいんですね。
まあ、普通に参拝する場合は、そこまで丁寧にやる人は少ないかもしれません。
ただ、お狐様に対し失礼な振る舞いは慎むべきです。
ところが、自分が高校の時の女子友達で「そんなもん迷信だ、くだらない」と突っぱねた娘がいます。
名前は「アユミ」と言います。
お狐様の呪い
アユミは「呪いとか祟りとか、そういうの絶対ないから。私が実証して見せてやる」と 言って、夜の稲荷神社に乗り込んで行きました。
そして、友人数人と真夜中の稲荷神社に着くと、神社の鳥居を蹴飛ばしたり、お狐様に水をぶっかけたり、砂利を投げつけるなど、罰当たりな所業をやりまくり。
全くアホなやつです・・・
さて、伏見稲荷で暴れた彼女は、その後一見何の変化もないように思えました。
顔色の変化や、体調の異変もなかったので。
ただ、 綺麗だった彼女の書く文字が、だんだん乱雑になってきたんです。
しまいには、書いた本人も読めないぐらいに汚い字に・・・
周りの友人たちは「お狐さまの祟りだ」心配していたけど…当の本人は「無理やりこじつけないでよ」 と、取り合わない感じ。
しかし、ある日のお泊まり会でのこと・・・
やっぱお祓いしよう
彼女の女子仲間が集まって、友達の家に泊まりに行きました。
そして、夜も更けてみんなで雑魚寝していると…アユミが手足をピョン!と跳ね上げる。
しかも、何度も何度も。
本人は寝ているんだけれど、勝手に手足が動いてるみたい。
寝ぼけてるとか、 たまたま手足が動いたっていうレベルじゃない。
かなりピョンピョン手足が跳ね上がる。
まるで、何かに取り憑かれているような感じ…
はっきり言って不気味です。
これを見た友人たちは、改めて「お狐さまの祟り」を恐れました。
このまま放っておいたら、ヤバいかも?
そこで、早くお祓いをしよう…ということで、アユミを無理やり神社に連れて行きます。
すると神主さんは、深く理由も聞くこともなく「 思い当たることがあるなら、心の中で反省しなさい」とだけ言って、お祓いしてくれました。
そして、帰り際に「 これからは月に一回、お稲荷さんに謝りに来なさい」と言います。
あゆみは、まだ半信半疑だったけれど…その後、文字は元通り綺麗になったし、手足のピョン!もなくなったらしい。