こんにちは太田空です。
今日は「多摩川のピラニア」についてお送りします。
多摩川にピラニアがいたら怖いですよね?
足を滑らせて川に落ちたら、ピラニアの餌食に…なんて考えたら恐ろしくて近づけないです。
これじゃ、川遊びどころの騒ぎではない?
巷では「タマゾン川」なんて言われているし・・・
そこで今回は、多摩川に住むピラニアの脅威について考えてみます。
多摩川のピラニアはどこにいるのか?
以前「多摩川でピラニア発見!」みたいなニュースが、テレビや雑誌等で報道されました。
そこで「多摩川のどの辺よ?」って話なんですが…これについては、イマイチポイントがつかめません。
たぶん、その後あまり見かけないのかも?
(ちょっと残念?)
多摩川に、ピラニアが泳いでいたのは事実かもしれませんが「大群で群れを成している」とか「○○橋の下でよく釣れます」みたいなレベルじゃないんですね。
いたとしても、ごく少数。
また、アマゾンからやってきたピラニアにとって、多摩川の水は冷たすぎる。
普通に暮らしていたら、冬を越せない。
もしかしたら、家庭用の温かい下水(綺麗に処理したやつ)が流れ込む場所だったら、生きていけるかもしれません。
ただ、そういう場所はブラックバスとかコイの釣り師が狙うポイント。
もし、そんなところにピラニアが泳いでいれば、釣り師から目撃情報が上がるだろうし、場合によっては「ピラニアの釣果発表」 もあり得る。
しかし。実際にはそんな話聞いたことないし…
ピラニアが一時的に多摩川に存在したとしても、ブラックバスや雷魚のように逞しく野生化している感じじゃないです。
人間を襲うのか?
でも、ピラニアが一匹でも多摩川にいたら怖い?
確かに、そうですよね。
子供が多摩川で水遊びしていたら、ピラニアに指を噛まれた…なんて事があったら大変。
昔のバラエティー番組で、アマゾン川に動物を投げ込んだらピラニアの群れがドバーッと襲いかかってきて、みるみる体を食いちぎっていく。
そんなシーンを思い出します。
でも実際問題、ピラニアは本来とても臆病な魚で、自分より大きな動物には近づこうとしません。
水曜スペシャルで見たあの驚愕のシーンは、演出しまくってようやく撮影した映像。
ピラニアの大群のいる場所に血の滴る動物の死体を投げ入れ、血液の匂いでピラニアを興奮させ、ようやく動物にかぶりつく。
そうでもしないと、ピラニアは動物を食べに来てくれません。
それどころか、日照り続きで広い川に逃げそびれたピラニア等は、アヒルや亀の餌食になるぐらいの連中です。
もし、指を怪我して血が流れている状態で、ピラニアの大群の中に手を突っ込んだら、それは危険だと思います。
でも、多摩川に「ピラニアの大群」がいる場所なんてありません。
実際はピラニアに襲われるよりも、川で溺れる危険性の方がよっぽど高いと思います。