こんにちは太田空です。
今日は、富士山の日帰り登山についてお送りします。
富士山の登山は、基本的に一泊二日のスケジュールが良いと思います。
時間に余裕をもって登れますから。
しかし、条件が揃えば初心者でも日帰り可能!
では、その条件とは?
ちょっと見てみましょう…
(これが出来ないと、リタイヤ率が上がっちゃうかも?)
目次
日帰りの富士登山で初心者がクリアーしておきたい事とは?
富士山は初心者でも比較的登りやすい山。
ただ、登っている時間が長いので、日帰り登山になると悠長に構えていられません。
それは、のんびり登っていると日が暮れちゃうから。
登山経験者だったらそういう事は十分に分かっているので、自分でペースを調節すると思います。
でも、初めて富士山に登る人だったら、その辺の感覚がいまいち分かりづらいかも?
そこで今回は、初心者が日帰りで富士登山をするために必要なチェックポイントご紹介します 。
朝イチのスタートが日帰りスケジュールの基本
初心者が富士山を日帰りで登山するならば、あさイチのスタートは必須。
早朝の5時頃には、5合目を出発して登山開始。
朝の5時に出発しないと、お昼前に山頂に辿り着けません。
また、出発が遅くなったからといって、急いで登ると高山病にかかります。
富士山の登山は、遅くなってもいけないし急いでも行けない。
それでいて日帰りスケジュールとなると、出発時刻は最適な時間に設定したいところ。
ちなみに、5合目を朝の5時に出発する場合は、1時間以上前に5合目に到着した方がいいです。
早めに5合目へ到着して、高所に体を慣らしておかないと高山病になっちゃいますから。
(心配な人は、もう少し早く到着してもいいくらい)
あーそうそう、大事な事を一つ。
日帰りプランで富士山を登るなら、御殿場ルートは選んじゃダメです。
登山時間が長すぎるので、日帰りコースには向いていません。
富士山で遭難した時の救助費用は?自衛隊のヘリコプターは無料?
体力も大事
初心者が富士山の日帰り登山をするなら、体力に余裕があった方がいいです。
普段からスポーツに親しんでいるとか、毎日ウォーキングをしてるとか、それくらいの体力が必要。
30分ぐらい歩いて「あー疲れた」って感じる人は、日帰り富士山は諦めた方がいいかも?
富士山の登山時間は、上り下り合わせて少なくとも9時間以上はあります。
しかも平坦な歩きやすい道じゃなくて、足場の悪い上り坂&下り坂。
体力を消耗した足は、踏ん張る力を失って捻挫や転倒が起こりやすくなります。
まあ、必ず捻挫するとは限らないんですが、そんな状態で登山をしても辛いばっかりで楽しくないですよね。
だからこそ、日帰りで富士山を登る場合には、ある程度の体力が必要だと思います。
十分な装備品
日帰りで富士山を登る場合には、必要な装備品もしっかり揃えておきましょう。
リュックサック、水筒、食料、携帯電話、ある程度のお金、手袋、登山靴、タオル、絆創膏や頭痛薬、 保険証のコピー、ビニール袋、登山靴、運動に適した服装 、ゲーター(スパッツ)、 防寒具、手袋、着替えのシャツ、雨具…などなど。
装備品に不安があると、登山中気持ちがそわそわして気分的に楽しくない。
仮に、それを使わなかったとしても。
富士山の登山道には、コンビニとかスポーツ店はないので 登山の必需品は必ず守って登りましょう。
できたら、富士山の経験者にアドバイスなどを聞くといいと思います 。
富士山のお盆混雑は?マイカー規制や登山の時間など!山小屋は?
リタイヤ率と妥協するポイント
日帰り登山にチャレンジしたけど、頂上までたどり着けない事もあると思います。
そんな時は、途中で下山しちゃいましょう。
後日、改めてリベンジするのも楽しいですよ~
登頂できなくても気にしない、リタイヤ率は50パーセント
富士山の登頂率は、一般に70%くらいと言われています。
そして、初心者の登山となると半分ぐらいが挫折しちゃうんですって。
だからそう考えると、 頂上まで辿り着けなくても気にしない、気にしない。
無理して頂上に行くよりも、無事に途中まで登って帰った方が賢いと思います。
ダメだったら、もう1回登ればいいじゃないですか。
そうすれば、1回目の経験が活きてくるし、2度目の登頂を楽しみにしましょう。
富士登山には「一度も登らぬ馬鹿に、二度登る馬鹿」という言葉があります。
一回で成功しちゃうと、また登る楽しみがなくなっちゃいますから?
お昼前には下山
早朝から登山を開始したけれど、お昼までに頂上へたどり着けない…という事もあると思うんです。
そういう時は、潔く下山するつもりでいましょう。
経験者だったら午後から下山しても大丈夫かもしれませんが、初めて登る人だったらお昼前には下山開始。
下山する道のりも、時間に余裕を持って臨みます。
「あとちょっとだから」と言って無理に頂上まで行くと、時間が押せ押せになって下山のスケジュールが狂ってしまいます。
そして、疲れた足で急な下り坂を急いで降ると、捻挫や骨折の原因にもなりかねません。
また、殺気立って登山道を歩くような人がいたら、 周りの人も怖いですしね。
初めての富士山の登山は、登り切るよりも安全に下山する方が大事。
ましてそれが、日帰りスケジュールならば尚更のこと。
まあ、入念に計画を立てていれば、ほとんどの人が頂上まで行って帰ってこれると思うんですが。