こんにちは太田空です。
今日は「富士山はランニングシューズで登れるか?」についてお送りします。
本格的な登山マニアじゃなくても、気楽に登れる富士山。
そこで、登山の準備は遠足程度でいいかな?と思いがち。
気軽に登りたいから登山靴なんか買いたくないし、手持ちのランニングシューズで済めばそれに越したことは無い…
それに「富士山をスニーカーで登っている人もいるよ」と、どこかで聞いた。
本当に大丈夫なんでしょうか?
ちょっと見てみましょう…
富士登山はランニングシューズでも大丈夫か
富士山を初めて登山する人からよくある質問で「ランニングシューズで登っても大丈夫か?」というのがあります。
これには様々な答えがあって、人によっては「 ランニングシューズでも問題なし」とする人もいれば「やっぱ登山靴の方がいいでしょう」と答える人もいます。
これって困りますよね、初めて富士山を登る人にとっては。
「どっちかにしてくれよ」って感じ。
確かに双方の意見には一理あるんですが、 もし無難な答えを出すとしたら…登山靴の方が良いですね!
ランニングシューズでも富士山は登れるかもしれませんが、快適さは登山靴の方が数段上だし、歩行中のストレスも軽減されます。
ランニングシューズはアスファルトの上を走る仕様になっているので、そんな靴で富士山の登山道を歩いたら、色々我慢して登らなきゃならない。
もし、富士山の登山を何回も経験して、それでもランニングシューズで登らなきゃいけない理由があれば (登山マラソンなど)そりゃ、ランシューのほうが良いに決まってます。
でも、そうでなくて普通に登山をするならば、普通に登山靴を履いて登った方が楽しい思い出ができると思います。
ランニングシューズで富士登山をするとどうなるか
先ほどもちょっと書きましたが、ランニングシューズで富士山を登ることはできます。
でも、オンロード靴でオフロードに突入するわけですから、いろんな不都合がある 。
まず、考えられるのは「靴が滑りやすい」。
ランニングシューズは、靴底が平っぽくできているので、不整地だとグリップしづらいんです。
滑りやすい地面を気を使って歩くって結構疲れるじゃないですか?
そんな状況が何時間も続くと、体力的にしんどいんじゃないかなと思います。
さて、次は「足の裏が痛くなる」という問題。
富士山の登山道には、ゴツゴツした岩場もあるので靴底は固くないと、岩のゴツゴツ感が足裏に当たる。
ランニングシューズは厚めのクッションソールが装備されていますが、 岩場を歩くには柔らかすぎます。
地面がゴツゴツしているところを歩くにはある程度靴底は固くないと、でこぼこが直接的に伝わって足が痛くなる。
慣れない登山道を歩いて体力を消耗し、さらに足の裏が痛いって…結構辛いかもしれませんね。
あと、もう一個気になるところがあります。
それは、富士登山で履いたランニングシューズは「ボロボロになって使い物にならなくなる」ということ。
でこぼこの岩場や、ザクザクの砂路を数時間歩いていると、ランニングシューズは取り返しのつかないくらい真っ黒になるし、シューズへの負担から靴底が剥がれることもあります。
もし、富士山の登山でランニングシューズを一足買い直さなければならないとしたら…最初から登山靴買っちゃった方がいいんじゃないかなと思います 。
登山もしやすいし。
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やっぱりおすすめは登山靴
富士山を登るなら、やっぱり靴は登山靴がおすすめ。
雨の日に長靴を履いたり、海に行く時はビーチサンダル履くのと一緒。
ランニングシューズで富士山を登ると、足の裏が痛くなったり砂がバンバン靴の中に入ってきて、かなりストレスを感じると思います。
最悪の場合、靴が破損してゲーム終了。
これは、冗談ではなく本当に起こる現象ですよ~
富士山の山小屋で安い運動靴が売っているのは、そのため。
もし、ランニングシューズで富士山を登るなら、 救急処置のできるようにガムテープと
固定用の紐を準備していった方がいいかもしれません。