こんにちは太田空です。
今日は「初心者の単独富士登山」についてお送りします。
富士山って、初心者でも気軽に登れる山なのでしょうか?
しかも、一人で…
登山道の写真を見ると、人が沢山いてバーゲンセールの会場みたいですよね。
だから、自分も初チャレンジで富士山に登っても大丈夫かな?
な~んて考えていらっしゃる方も、いるかも知れません。
そこで今回は、初心者の単独富士登山について考えてみます。
初心者の単独富士登山は危険?登頂率はどのくらい?
富士山は特別難易度の高い山ではなく、初心者の登山者でも登頂可能。
難しいコースがあったり、断崖絶壁を歩いたりするわけじゃないんで、 基本的には誰でも登れる山。
でも一応山なんで、それなりに危険性もはらんでいます。
- 高山病や、急激な肉体疲労
- 天候の変化、気温の低下
- 装備品の破損、 準備不足。
- 捻挫や骨折などの負傷
これらは、どれ一つとってもまともにダメージをくらったら遭難の危険性大。
富士山の登頂率は、一般に70%くらいだと言われています。
そして、初心者に限って見てみると…半分ぐらいは挫折しちゃうんですって。
まあ、登頂率って統計の取り方で変化もするんですが…少なくとも初心者が気楽に挑戦して「楽勝!」って感じじゃないですよね。
ちなみに、マラソン大会能力完走率は80%と言われています。
そう考えると、富士山の登山はマラソン大会よりもきつい?
そして、そんなところに初心者が単独で挑戦して、山の中で置いてけぼり送ったら…
心細いかも?
もちろん、初心者が富士山を単独で登山して「あー楽しかった!」って帰ってくるパターンもあると思います。
でも、富士山の登頂率を見ると、全ての人が幸せなひとり登山ができるとは限らないんですね。
富士山を一人で登ってはいけない人とは?
富士山は人気登山スポットなので、登頂したい人も大勢いるでしょう。
しかしながら「あなたはやめておいた方がいい」という人も、中にはいます。
登山経験のない人
まずは、登山経験の全くない人。
富士山に登ってみたいと思ったら、登山仲間と一緒に実際の山を登ってみる。
これは、登山の経験を積むという意味と同時に、山の経験のある人と時間を過ごすことによって、リアルな登山の知識を吸収できます。
登山に行く時の持ち物とか、休憩を取るペースとか、迷子の危険性など…
それを知らずして、単独で富士山に挑むのはちょっと無茶かもしれません。
富士山のお盆混雑は?マイカー規制や登山の時間など!山小屋は?
体力のない人
あと、体力のない人の登山も危ないです。
普段スポーツを趣味としている人でも、 1日登山をすると相当体力を消耗します。
多い荷物を背負って、傾斜のある坂道を登り(下り)、足元の悪い登山道を歩く。
心肺能力が高くて筋力が発達していたとしても、登山する時の体の使い方は別物。
スポーツマンでもへとへとになる富士山の登山ですから、普段運動していない人だったら尚更きついですよ~
根性出して死ぬ気で前進すれば登頂して帰ってこれるかもしれませんが、それじゃあ全然楽しくないですよね?
ヘタをすると、事故や怪我のもとになるし…
それならば、富士山へ行く前に予めトレーニングをして、体力に余裕を作っておいた方がいいです。
初心者でも単独登山OKな人は?
初心者による単独富士登山は、基本的におすすめしませんが「この人達だったら、いきなり富士山に行っても大丈夫だろう」という人種もいます。
例えば、トレイルランナーの人。
この人たちは、登山道の傾斜をものともしません。
(※体力があっても弾丸登山は止めましょう)
その他に、山岳救助隊の人たち。
普段の仕事で、山に対する知識や経験を得ているはずですから。
この手の人は、体力や経験で大きなアドバンテージを持っているので、一人で富士山に行っても大丈夫でしょう。
一通りの装備品と登山スケジュールさえ決まっていれば、危なげなく富士山を登ってくると思います。