こんにちは太田空です。
今日は「子供は何歳から富士山に登れるか?」についてお送りします。
夏場の富士山では、小さい子供達の姿も多く見受けられます。
そこで「富士山の登山は何歳からできる?」なんて質問をする人もいるんですよ~
もし、それが「家族と一緒に富士登山♪」みたいなノリだったら、やめておきましょう。
一応、富士登山の最年少記録は3歳!となっていますが、それは特殊な事例。
夏休みの思い出に子供達と富士山を登るなら、もう少し大きくなってからの方が良いかもしれません…
子供は何歳から富士山に登れる?
先ほど「富士登山の最年少記録は3歳」と書きました。
だから、3歳児ぐらいの体力があれば、富士山を登ることは可能かもしれません。
でも、最年少記録を作った男の子は、普段から登山に慣れ親しみ登山レベルを徐々に上げていって、富士山の登頂に成功したんです。
経験のある登山家ファミリーが一丸となって男の子をサポートし、ついに打ち建てた大記録。
だから、3歳の子が出来るからといって、ウチの5歳の子が楽勝かと言うと…そんなことないです。
普通のご家庭で、子供と一緒に富士山を登頂しようとするならば、中学生ぐらいになってからの方がいいかもしれない。
ただ、きちんとした経験者の元で指導を受けながら登山をするなら、小学生いや幼稚園生でも登山は可能。
もしくは、家族で入念な登山計画を立てて、事前のトレーニングや不測の事態に対するシュミレーションもやっておけば、中学生まで待たなくても大丈夫。
でも、それをやらないで親の趣味に子供を付き合わせると…大変なことになります。
子供と富士山を登るための準備とは?
夏休みに入ると、富士山には子供の登山者の数がグンと増えます。
可愛らしい声が響いて富士山の雰囲気も明るくなるんですが、その一方で登山の辛さに涙を流している子供もいます。
それは、子供に根性がないからではなく、親の無知が原因。
子供の体調の変化に気づかず高山病にさせてしまったり、親の体力付き合わせて子供に登山をさせるなど。
もし、家族で登山をしたいなら子供の体力を気にする前に、親の知識と経験を確認する方が先。
何度も登山を経験したり、富士山を登ったことがないのならば、子供を連れての登山はやめてください。
両親が富士登山の経験がないのに、子供と一緒に登ろう…なんていうのは危険すぎます。
親の準備不足が、子供に負担をかけて地獄のような登山になるかもしれない。
子供と一緒に登山するための必需品は、親の登山経験です。
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富士山を登る幼稚園児
神奈川県秦野市にある若木保育園では、毎年園児を引き連れて富士登山を行っています。
小さい子供達が、ぞろぞろと富士山を登って行く。
これは「5歳の子供でも立派に富士山が登れる」という証明でもあります。
ただ、そこに至るためには園児たちは普段から登山靴を着用し、保護者も練習登山をして富士山の日に備えていました 。
地元の山を登る時などは、親はヘトヘトなのに子供達はガンガン山を登っていく。
めちゃくちゃ頼もしいじゃありませんか!
それもそのはず、若木保育園の教育方針は「身体を動かすこと」。
また、若木保育園の登山経歴は30年以上にも渡り、指導力もバキバキに磨き上げられている。
だからこそ、園児たちは富士登山を成し遂げていくんですね。
中には「もう無理~」と言って涙を流す子供もいますが、普段から鍛えられているのでみんな登頂に成功します。
これは同じ泣くにしても、親の勝手な趣味に付き合わされて涙するのとは訳が違います。
小さい子供と一緒に富士山を登るということは、それだけの努力があるんですね。