こんにちは太田空です。

今日は「新品のスタッドレスタイヤは滑る?」についてお送りします。

 

スタッドレスタイヤ32

 

「新品のスタッドレスタイヤは、ゴムの表面が硬いのでつるつる滑る」なんて話、聞いたことありませんか?

もし、そうだったら… おろしたてのスタッドレスタイヤで運転するときは、よく注意しなきゃいけません。

 

でも、実際は「タイヤを新品に交換したお父さんがドリフトして帰ってきた」とか「新品のスタッドレスタイヤで運転する人のための自動車講習」なんて話は、聞いた事ないですよね?

 

そこで今回は「新品のスタッドレスタイヤは滑る」の本当の意味について、考えてみたいと思います。

 

どうして新品のスタッドレスタイヤのは滑るのか?

「おろしたての新品スタッドレスタイヤは、 タイヤ本来の性能が発揮できない」と言われています。

それは、新品タイヤの表面には「金型から取り出しやすくするための剥離剤」が残っているため。

 

だから、滑る・・・

 

そして、タイヤのスリップの原因となる剥離剤を除去するために「 慣らし走行」が必要。

舗装された道路を安全運転で100kmくらい走ると、表面の剥離剤が削れて一皮むける…というわけ。

 

スタッドレスタイヤ36

 

で、スタッドレスタイヤの場合、タイヤ表面の剥離剤が削れるとともに、タイヤの中の「気泡」や「ひっかき材」が表に出てくるんですね。

そこでようやく、 スタッドレスタイヤの本領が発揮できる。

 

理屈で考えると、おろしたてのスタッドレスタイヤで雪道の運転など、恐ろしくてできないかも?

だって、タイヤの表面には剥離剤が付着し、気泡やひっかき材は奥の方へ引っ込んでいるわけですから。

 

でも実際には、そんな細かい事を気にして、ビビりながら運転してる人なんかいないんです。

 

それもそのはず。

新品のスタッドレスタイヤは、普通にスタッドレスタイヤとしての性能を発揮します。

 

厳密に言うと、タイヤの皮むきが終わった美味しい状態と比べれば、ほんの少しだけ滑るかもしれません。

ほんの少しだけ。

 

ただ、この差を勘案して 「新品のスタッドレスタイヤは滑る」というのは、ちょっと考えすぎじゃないでしょうか?

 

例えば、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換した時「直進性が落ちたなー」とか「 コーナリングでの食いつきが弱い」なんて考えたりしますか?

 

ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤのグリップ特性は全然違うんですが、普通に安全運転している分には、それほど大きな差が感じないと思うんです。

 

ましてや、おろしたてのスタッドレスタイヤと、皮むきが済んだスタットレスタイヤの違いは、さらに小さい。

 

確かに、新品のスタッドレスタイヤの方が、滑るといえば滑るんです。

雪上でジムカーナなどをやれば、その差を体感できるかもしれません。

 

でも、そういう事は…普通の人はやりませんよね?

 

ちなみに、新品のスタッドレスタイヤは 「慣らし運転」完了後のタイヤと比較して、8割くらいのグリップは発揮するそうです。

 

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スタッドレスタイヤの慣らし運転は必要?

タイヤメーカーのカタログなどを見ると「慣らし運転」を推奨する記述を見かけます。

 

ブリジストンでは「時速60 km 以下で200 kmの 走行」とか

ヨコハマタイヤでは「時速80キロ以下で100 km の走行」など。

 

これは、物理的に「タイヤの表面を少し削ってください」という意味と、ドライバーが「新しいタイヤの特性に慣れてください 」という意味があります。

 

新品スタッドレスタイヤ装着時にはタイヤがなじむまで、

60km/h以下の走行速度で200km以上走行するならし走行をお奨めします。

ならし走行により、タイヤの表皮がとれて本来のゴムのグリップが発揮され、

また、タイヤ交換前後の性能差に馴れていただくことで、安全走行が確保できます。

ブリヂストンタイヤサイト引用

 

まあ、ここまでやればスタッドレスタイヤもドライバーも、十分に「慣れる」ことができますよね。

 

ちなみに、ブリヂストンのお客様相談室に問い合わせたところ「性能的には新品タイヤの皮むきが必要ない」との回答を得ました。

 

これは、タイヤの皮むきをしなくても、メーカーで公表しているタイヤの性能はきちんと発揮できる…という意味だと思うんです。

 

もし、新品のスタッドレスタイヤが 皮むきをしないと使えないというのなら、販売する前に一皮剥いておいてほしいですよね。

 

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