こんにちは太田空です。

今日は、潜伏キリシタンと隠れキリシタンの違いについてお送りします。

 

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最近、ユネスコの世界遺産の仲間入りを噂されている長崎と天草地方。

お目当ては、江戸時代からの歴史を持つ「潜伏キリシタン」の文化遺産。

でもこれって、人によっては若干違和感を感じるかもしれません。

だって、今まで散々「隠れキリシタン」って言ってきましたからね…

潜伏キリシタンと隠れキリシタンって、何か違いがあるの??

そこで今回は、潜伏キリシタンと隠れキリシタンの微妙な違いについて、まとめてみます。

 


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潜伏キリシタンと隠れキリシタンの違いとは?

潜伏キリシタン隠れキリシタンの間には、微妙な隔たりが存在しています。

微妙で、、しかもちょっと複雑(*´з`)

そこで、なるべく分かりやすく説明しますので2~3分間ちょっとお付き合いください。

 

潜伏キリシタンとは

まずは、潜伏キリシタンについて説明していきます。

 

潜伏キリシタンとは、江戸時代にキリスト教が禁止されたにも関わらず、裏でこっそりキリスト教を信仰していた人たちのこと。

でも世間的にはお寺の檀家になって、200年以上もキリスト教への信仰を守り続けます。

 

ただ、幕府にバレるとまずいから、自分たちで小さいコミュニティを作って秘密結社みたいな形で信者同士が繋がっていました。

 

そして、江戸時代が終わるとキリスト教が解禁になり、晴れて教会に戻って来ます。

これにより、キリシタン達の潜伏時代が終わりました。

 

だけど…これって思いっきり「隠れキリシタン」って感じがしますでしょう?

でも、こっちは「潜伏キリシタン」の方。

 

ちょっと分かりづらいんですか、隠れキリシタンと潜伏キリシタンは途中まで一緒だったんですよね。

 

じゃ何が違うのか?

それでは、隠れキリシタンの方も説明していきますね。

 

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隠れキリシタンとは

さっきも書きましたが、隠れキリシタンと潜伏キリシタンは途中までは一緒だったんです。

 

キリスト教の宣教師 との出会いから、日本人がキリスト教を信仰するようになるんだけど…江戸時代になると国を挙げての大弾圧をくらって隠れた信仰生活を送る。

ここまでは「潜伏系」も「隠れ系」も一緒。

 

ところが、200年以上も裏社会的に信仰続けていると、だんだんと全体の統率がとれなくなります。

統率が取れないっていうのは、ちょっと失礼な言い方かな?

地下組織のグループなので、おおっぴらに活動できない…そう言った事情がありました。

 

すると、信者同士のコミュニケーションがやりづらくなり、またキリスト教の先生からきちんとした指導も受けられなかったりします。

 

そこで、隠れキリシタンたちは自らの信仰を守るために、 独自のキリシタン的ライフスタイルを確立していくんですね。

キリスト教を信じつつも日本の社会で生き延びるため、自分たちの考えでキリスト教をカスタマイズしてきました。

 

やがて、そんな暮らしをずーっと続けていると、本家のキリスト教とはちょっと違った信仰生活が出来上がってしまったんです。

江戸時代独自のキリスト教生活が。

 

そして時が過ぎ…江戸時代が終了すると、キリスト教がOKな時代になるんですが…「隠れ」系のキリシタンたちは教会に戻っては来ませんでした。

(「潜伏」系は教会に復帰)

 

隠れキリシタンは、長い歳月の中で独自の隠れキリシタン文化を築き、オリジナルのキリスト教とは違った信仰生活を積み重ねていたのでした。

 

これが「潜伏キリシタン」と「隠れキリシタン」の違い

 

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日本独自の隠れキリシタン

江戸時代の頃は、同じ隠れているもの同士で「隠れ」と「潜伏」の違いは明確になっていませんでした。

(そこが分かりずらいところ)

 

でも、江戸時代になってキリスト教が解禁になることで、それぞれのライフスタイルが明確に炙り出されるようになります。

 

潜伏キリシタンはオーソドックスなキリスト教に近い考え方だったので、教会が開かれると 普通のキリスト教徒になってきました。

一方、隠れキリシタンは日本文化とキリスト教を独自ブレンドした、 日本固有のキリスト世界を貫きます 。

 

ちなみに、マニアックな人たちは明治時代も「隠れ」系を踏襲したキリシタンのことを「カクレキリシタン」とカタカナで書きます。

時代や社会の影響ではなく、自らの意志で「カクレ」の人生を選んだことに対して、江戸時代の隠れキリシタンとは区別して考えているんですね。

 

 


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